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2025年8月9日土曜日

心のかよう町 板付・公民館/「アオギリにたくして」音楽と映画で振り返る被爆80年 ご参加ありがとうございました!

 8月2日()、板付公民館で人権研修会を開催しました。
今回の研修会は、「板付公民館」と「心のかよう町 板付」との共催で、
第1部・ミニコンサート、第2部・映画上映という2部構成でおこないました。
内容については、今年が戦後ならびに被爆80年ということで、
「音楽と映像で振り返る被爆80年」をテーマに、研修を深めました。

みなさんお忙しい中
ご参加ありがとうございました。

第1部では、vocal unitfoo」さんをお招きし、
fooさんのオリジナル曲「さよならは仮のことば」や、
さだまさしさんの「いのちの理由」などを歌っていただきましたが、
命の尊さ・大切さを再認識せずにはいられませんでした。
fooの加藤浩さんと大島ミユキさん
心に染み入る歌声でした。

第2部の映画「アオギリにたくして」は、
広島の平和記念公園にある被爆樹木「アオギリ」の木の下で、
自らの被爆体験を語り続けた沼田鈴子さんの半生をモデルに描かれた映画でした。
原爆により左足を失い、絶望の淵に何度も立たされながらも、
やがて平和の語り部として生きた主人公の生きざまは、
見るものに戦争と平和について深く考えさせるものでした。
100分という長さでしたがあっという間でした。

当日は、40人を超える皆さんが参加されましたが、
書いていただいたアンケートでは、
     歌も映画も感動しました
     歌がとても涼しげで、心がさわやかになりました
     お二人の歌声が心にひびきました。忙しくあわただしい生活をしていますが、 ほんとうに大切なものは何かを思い出しました。
     ミニコンサートと映画の二部構成で、十分すぎる内容だったと思います。
     お二人の演奏は、日々の忙しさに追われている心にしみいりました。
        Fooさんの音楽は、聴く人の心を優しくしてくれると思います。
     戦後80年経った現在、世界では、戦争をしている国・核を使いそうな国があります。人々は広島・長崎から学んだことを忘れてしまったのでしょうか。
     「相手を思う心・大切にする心とは」を考えることができました。
     戦争は知らないけど、二度とあってはいけないと思います。
       今の平和に感謝しながら生きていかなければと思います。
     戦後80年を考える機会になりました。ウクライナやガザで戦争が続いていますが、生命の尊厳が守れない社会はおかしいです。むかしとちっとも変わっていない。自分は何をしたらいいのか考えています。
     80年という歳月が過ぎ、被爆体験を語ることができる方がおられなくなることが、改めて重く感じられました。今を生きる自分たちが、100年後もその先も、平和をつないでいかなければと思います。
     歌を聴いたり、映画を見ながら、朝倉で起こった「頓田の森」のできごと(戦時中、米軍の爆撃によって、当時の小学生31名がなくなった事件)とダブってつらかった。平和は当たり前ではない。

等々、平和に対する皆さんの熱い思いを感じることができました。
「人の命は地球よりも重いこと」「その命を奪うことは、最大の人権侵害であること」を、心に刻んだ研修になりました。
 
 
ありがとうございました!

(文 心のかよう町 板付 会長 三谷烈秀)