11月15日(土)板付公民館において、昨年に引き続き、今年も講師に「アットホーム」の石橋さんをお迎えし、アシスタントとして上戸さんに応援をいただき開催しました。
◆まずは、昨年の振り返りとしてユマニチュード「4つの柱」を確認
①見る…正面の近くから(親密・優しさ)同じ高さの目線(平等な存在)で相手に視線を向け、相手からも見てもらう。上から見下ろすことがないように。
②話す…やや低めのトーンで穏やかに抑揚をつけて前向きな言葉でゆっくり話しかける。
③触れる…相手に触れることは、相手を大切にしている思いを届けやすい。反面、身体をつかんでしまうことは、自由を奪われているというイメージが届いてしまう。
④立つ…普段の生活の中で立つ時間を、1日合計20分作ると寝たきりの予防につながる。
◆本日の本題!「4つの柱」を使い、介護施設入居者を例に「ユマニチュード5つのステップ」を学びました。
❶ステップ1 出会いの準備~来訪を告げる~
❷ステップ2 ケアの準備~よい関係を結ぶ~
❸ステップ3 知覚の連結~実際のケア~
❹ステップ4 感情の固定~共に過ごした時間を振り返る~
❺ステップ5 再会の約束~次のケアにつなぐ~
5つのステップを踏まえ、グループワーク1⃣ では、「スーパーで認知症らしい人が商品の前で立ち尽くし不安そうな様子」を題材に寸劇を行いました。
| 寸劇での熱演 |
次に、グループワーク2⃣ 「入浴を拒否される方への対応」では、介護される方をアシスタントの上戸さん、介護者を石橋講師が演じられました。入浴が嫌いな人には、「お風呂ですよ」とは言わずに「さっぱりしましょうか?」などと、それでもだめなら「温かいタオルでからだをふきましょうか?」などと言い方を変えて相手の同意をながら誘導していくとよいと学びました。
| 温かいタオルで拭くと気持ちいいですよ。 |
| グループワークでの発表 |
さまざまな場面で、そこまでする必要があるのかという疑問が起きることもありますが、認知症の方の人としての尊厳を考えると、受講された皆さんは納得されたのではないかと思いました。
今回も、たくさんの方の受講ありがとうございました。